映画館の映写機がフィルムからデジタルに代替わりしています。
フィルムで上映している劇場は国内約3,400館に対し、100程度のスクリーンしかないそうです。
私は大学時代に映画館でアルバイトをしていました。
その頃は、もちろんまだフィルムの映写機で、リールに長いフィルムを巻き、2時間を超える映画だとそれが2本になります。
フィルムの映写機の上映はおもしろいです。上映作品が複数のリールの時は、2台の映写機にそれぞれセットして、1本目が終わると2本目のリールが自動で動き出します。映画はリールが回るのと同時に映写機の窓が開き、光と一緒にスクリーンに投影されるので、1本目のリールが終了すると窓が一瞬で閉じて、2本目のリールの窓が開きます。もちろん観客には気づかれない速さでフィルムが切り替わります。
映写機の仕組みを知った時、映画は映像というよりも光でできているんだと気づきました。
1本目と2本目のリールを取り違えて、最初は字幕だったのに途中から日本語吹き替えになった!と、いいながら劇場から出てきたお客さんがいて、場内大パニックになったのもいい思い出です。
わさ美の抽斗
『ファンタジア』が好きです。日本では1955年に公開されたディズニーの映画です。
全編を通して、うねるような演奏に音と光がのせられてストーリーがすすむ、不思議で素敵な映画です。