大学生の頃に何かで見たか、聞いたかで知って、ずっと行ってみたかったのです。
荒川修作さんという建築家が建てた、かなり体に挑戦的な作りのテーマパークです。
坂、穴、でこぼこの道、狭い通路、急な階段、低い天井・・・。
真っ直ぐで平坦な道、つまり歩きやすい場所などなく、足の裏は常に歩くことに集中しないとならないし、体は常に斜めの空間に対抗しようとするので、筋肉使いまくりの午後でした。
これを不快で疲労と感じさせず、「おおっ!」と、不思議な感覚にしてくれる場所で楽しかったです。
手をついて坂を昇り降りすることは、大人になると無いので、とても新鮮な気持ちになったのと、日本社会は暮らしやすく整備されててすごいなと思いました。
真っ直ぐな道も、平坦な土地も環境も普通だと思っていたけれど、発展した文明の賜物ですね。
養老天命反転地は意図的に、平衡感覚や遠近感覚を狂わせる作りになっているそうです。
普通、注意書きがついていたり、手すりや柵があるのにここには無いので、危険(?)ギリギリレベルがむき出しでおいてある感じでした。結構すごかったです。
今日は子供のように原っぱを駆け降りたり、急な窪地を上がり降りして、体と心に刺激的な1日でした。
とても楽しかったです。